代表取締役
四宮 俊生
法令遵守と他施設連携や異業種交流の重要性
大学を卒業後、関東を中心に全国47都道府県で600を超える事業所を展開する大手介護会社に勤務。川崎市や横浜市で訪問入浴・訪問介護・デイサービス・在宅介護を中心に経験しました。法令遵守を重んじる姿勢や社員の能力向上を目的とした研修制度、介護職以外の経験を持つスタッフからの刺激など、この職場で学んだことは独立した今、会社運営の軸のひとつになっています。10年働いたころ、地元・徳島の営業所へ異動となりました。いずれは生まれ育った土地で独立したいと考えており、帰郷後は「まずは徳島の福祉サービスと地域の関わりについて知ろう」という思いから積極的に地域交流や他施設との連携についてアプローチしていきました。
徳島の幅の狭いサービス構図への驚き
実際に徳島で活動を始めると、事業所連携やサービス構図が関東と大きく異なることに驚きました。グループ法人内だけで全て完結してしまうという幅の狭いサービス構図と事業所同士の連携が極端に少ないという状態があったのです。
介護予防の側面から考えると、利用者の方にとってはできるだけ早い時点から「個々の状態に適した予防プログラムの提供」が必要です。最善の介護予防のためには、グループ法人の枠にとどまらず広いネットワークのなかで、個人が自由にサービスを選べるという環境作りが重要であると私は考えます。地域福祉のネットワークが広く柔軟になれば、利用者の方々の選択肢が増え、それにより自然と徳島県全体の福祉レベルの質がより向上していくでしょう。
徳島の医療・福祉・介護サービスが変転していくこの時代に取り残されないためには、従来の手法や歴史やしがらみにとらわれない変革の意識が求められているのではないでしょうか。
自由に柔軟に輝きながら
人口減少が止められない今、医療・福祉システムの柔軟さだけでなく、働き方への臨機応変な対応も企業存続の要です。株式会社quattroは子連れ勤務やダブルワークが可能だったり、異業種交流が多く、「ふつう」の会社ではないかもしれません。それは働く人たちに固定概念にとらわれず個性を輝かせながらそれぞれの人生を楽しんで欲しいという思いからです。株式会社quattroは、働く人とその家族、お客様、地域の人々…「100人100通りの生ききる姿」を応援していける会社を目指しています。